明石書店より、『わたしたちの中絶』という中絶の経験集が刊行されました。
本書のメインは、第二部の中絶を経験した87歳~22歳までの28人の語りです。そこにはどこか共通する部分もありながら、一つ一つ違う、唯一無二の言葉があります。
また第三部では、孤立出産、若年女性の妊娠葛藤、外国人や、障害と生きる人たち、ノンバイナリーやトランス男性の事例などについて、支援者や研究者、取材者などの立場から語っていただきました。
共編著者の大橋由香子さんが第一部で書いてくださった、戦前から今に至る、法的、運動的な変遷のなかでの語りもとても興味深く、圧巻です。
石原と韓国のイ・ランさんとの対談もあります。
これは、わたしたちの中絶の話です。
ぜひ多くの人に手に取ってもらいたいです。